まっちゃんです、こんばんは。
すこし前に、所用で東京にいってきました。そのついでに銀座のリコーイメージングスクエアに展示されている、長谷部宏さんのロック・スターの写真展に行ってきました。
①ロック・スター写真展
長谷部宏さんといえば、今は亡きミュージック・ライフ社のお抱えカメラマンとして、数々のロック・スターの写真を撮ることを、ライフワークとしていた人です。
展示された写真は、ほとんど初めて見る写真で、何やら新鮮な感じがありました。
当然ビートルズ関連の写真が多かったですが、ほかにもローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、クイーン、エアロスミス、キッス、ピンク・フロイドなど、展示されていて当然というアーティスト以外にも、私が大ファンであるハートやスージー・クアトロ、ランナウエイズ、ケイト・ブッシュ、スージー・スーなど、女性アーティストも展示されていたのが、うれしかったです。
またニュー・ウエイブ系では、ポリス、クラッシュ、ブームタウン・ラッツ、カーズ、ディペッシュ・モードなどがありました。
特にブームタウン・ラッツの面々が、新選組のいで立ちで写っていたのが、印象に残りました。
その、当時、日本ではまだまだ人気がない、マイナーと言われていた(勝手にそう思っているだけかもしれませんが)、女性アーティストや、ニュー・ウエイブ系のアーティストがかなり展示されていたのが、意外でした。
②ミュージック・ライフの思い出
この写真展を見て、当時のミュージック・ライフの守備範囲の広さは改めて感じました。
現在はミュージック・ライフのような、ロックの中のすべてのジャンルを包括した雑誌は、残念ながら存在しません。
今、現状のシーンは、例えば、ヘビーメタル、パンク、UKロックなどのそれぞれのジャンルに特化しすぎて、自分の守備範囲以外のジャンルには敷居の高さを感じて聴こうしない傾向があります。
70年代、80年代ミュージック・ライフのような、ロック全般への入り口となるような雑誌が、ロック愛好家の人口を増やし、ロックシーンを活性化していきました。
しかし、90年代にはいり、ロックもジャンルにより専門化してくと、ミュージック・ライフのような雑誌は部数をへらし、97年をもって廃刊となりました。大変残念なことです。
ロックシーンの低迷、ロック・ミュージックの衰退が言われだして久しいですが、ロックのジャンルの専門化が行き過ぎたことも、衰退の大きな原因の一つかなと思ってしまいます。