ミスター・シリウス「バレン・ドリーム」

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次は、85年に大阪で結成されたミスター・シリウスこと宮武和弘が結成したミスターシリウス(そう、ミスター・シリウスはバンド名であると同時に宮武氏の芸名でもあります)ついて紹介します。
簡単なバイオグラフィーと、今回購入したファースト・アルバム「バレン・ドリーム」について主に紹介します。

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①バイオグラフィー

宮武和弘は高校の仲間でシリウス(1978年~1981年)を結成し、さまざまなコンテストに応募していました。
その解散後、シリウスの音楽性を引き継ぐ形で1985年に結成し、1986年にファースト・アルバム「バレン・ドリーム」を発表しました。
その時のメンバーは、
宮武和弘(キーボード、フルート、アコースティック・ギター、その他)
永井博子(のち大木理沙に改名)(リード・ボーカル)
藤岡千尋(ドラムス)
です。
そのあとで、ライブ活動を行うため、村岡秀彦(ベース)、釜木茂一(エレクロリック・ギター)が加入しました。
1990年、セカンドアルバムの「ダージ」を発表しましたが、1991年から1992年にかけて、残念ながら解散してしまいました。

②バレンドリームについて

1)曲目
1.峡谷倶楽部
2.スイート・リヴェンジ
3.ステップ・イントゥ・イースター
4.間奏曲
5.エターナル・ジェラシー
6.ラクリマ
7.バレン・ドリーム(不毛の夢)
8.エターナル・ジェラシー

2)アルバムの感想

いままで、紹介した日本のプログレアーティストとは異なり、すでに「ダージ」を聴いていましたので、今回はその「ダージ」と比べた印象について語って行きたいと思います。
「ダージ」はシンフォニックではあるが、ジャス・ロック的な要素もかなりあり、躍動感がありますが(楽器隊のメンバーが増えたことのおそらく関係しているのでしょう)
それと比べ、「バレン・ドリーム」はひたすらシンフォニックでスローテンポの曲が多いです。
やや暗めな雰囲気です。永井さんも歌唱法もページェントのそれを引きずっている感じです。
また、10分を超える大曲が2曲もあるのが特徴です。「ダージ」は曲の時間が平均的に短く、長い曲でもせいぜい6分ぐらいです。


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