ブロンディ バイオグラフィー

Pocket

いままで、フリートウッド・マック、ハートを紹介していきましたので、次はパンク・ニューウェイヴ系のブロンディを紹介していきたいと思います。
そこで。今回の記事は主にバイオグラフィーを紹介していきます。

スポンサードリンク

①はじめに

私が、ロック音楽に興味を持ちだした1976年ごろから、ブロンディの名前は知っていましたが、「Xオフェンダー」の曲名から、なんとなく色物バンド的なイメージでありまししたので、聴いて見ようとは思いませんでした。

しかし、1978年、サードアルバム「恋の平行線」の発表にあたり、渋谷陽一氏がDJを務めるFM放送番組で、「11:59」と「ハート・オブ・グラス]がかかりました。
「11:59」はクールでかっこいい曲だな、「ハート・オブ・グラス」はポップでなかなかいい曲だな、と思いまして、ブロンディを見直すきっかけとなりました。
その後、彼らは快進撃を続け、ヒット曲は嫌でもどこかでかかっている状態で、自然と知っている状態でした。
大学に入ってベスト盤をレンタルして、録音し、いつかオリジナル・アルバムも来てみたいと思いましたので、社会人としてロック・リスナーに復帰した以降、オリジナル・アルバムをそろえた次第です。

②バイオグラフィ

1)結成からデビュー

1974年にガールズ・バンド「スティレットーズ」に所属していたデボラ・ハリー(ヴォーカル)とそのバックバンドのクリス・スタイン(ギター)を中心に結成されました。当時からデボラとクリスは恋仲でした。
1975年には、メジャーデビューのメンバーがそろい、CBGBなどの有名クラブで演奏するようになり、地元ニューヨークでの人気が次第に高まって来ました。
その時のメンバーを整理しますと

デボラ・ハリー(ヴォーカル)
クリス・スタイン(ギター)
クレム・バーク(ドラム)
ジミー・デストリー(キーボード)
ゲイリー・バレンタイン(ベース)

1976年、デビューアルバム「妖女ブロンディ」「を発表しました。順調な滑り出しに見えましたが、そこでバンドの最初の危機が訪れます。
ゲイリー・バレンタインの脱退です。デビュー曲「Xオフェンダー」をデボラと一緒に書き上げるなど非凡な才能を見せていましたが、レコードデビューしてツアーに行うと、他のメンバーが真面目になりすぎて、意識としてついていけなかったことが原因だそうです。

それでも、バンドは歩みを止めず、ベーシストとしてフランク・インファンテを迎えましたが、間もなく元シルバー・ヘッドのナイジェル・ハリスンが加入したため、フランクはギターを担当するようになりました。
そのメンバーで1977年には、セカンド・アルバム「囁きのブロンディ」を発表し、シングルカットされた「デニスに夢中」 は、全英2位に輝きました。

2)全盛期

1978年に名作「恋の平行線」を発表し、シングルカットされた曲も代表曲である「ハート・オブ・グラス」を初め、 「ハンギング・オン・ザ・テレフォン」、「サンディ・ガール」、「ワン・ウェイ・オア・アナザー」など、次々とチャートに送りこみました。
そこから、彼らの快進撃が始まりました。

翌1979年には、「恋のハート・ビート」を発表し、シングルカットされた「ドリーミング」、「ユニオン・シティ」、「銀河のアトミック」もヒットしました。
そして、1980年になると、デボラとジョルジオ・モロダーが共同で作詞作曲した「コール・ミー」は映画「アメリカン・ジゴロ」に提供され、また、全米、全英とも一位となり、ブロンディ最大のヒット曲となりました。

3)クリスの病気から一度目の解散へ

1981年になると、ブロンディの活動も一段落し、メンバーのソロ活動も初められました。1982年には、アルバム「ハンター」を発表しますが、以前ほどの人気・評価も得られませんでした。
その後まもなく、クリスが自己免疫疾患である尋常性天疱瘡にかかっていることが判明し、デボラはクリスの看病に当たるため、解散を決意します。

4)再結成から現在

1997年に再結成され、1999年にシングル第一弾「マリア」を発表し、全英ナンバーワンとなり、健在ぶりを発揮しました。
同年、アルバム「ノー・イグジット」を発表しました。

その後も、2003年「カーズ・オブ・ブロンディ」、2011年「パニック・オブ・ガールズ」、2014年に結成周年記念盤でもある「ゴースト・オブ・ダウンロード」、2017年には、「ポリネーター」と、アルバムリリースを重ね現在に至っています。
なお、2006年には、ロックの殿堂入りをはたしています。

現在のメンバーは以下の通りです。

デボラ・ハリー(ヴォーカル)
クリス・スタイン(ギター)
クレム・バーク(ドラム)
トミー・ケスラー(ギター)
リー・フォックス(ベース)
マット・カッツ=ボーエン(キーボード)

次の記事に続く


ロック・ポップスランキング

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする