最近デビューした、女性ヴォーカルのゴシック・シンフォニックメタルバンドで良さげなバンドが無いかどうか調べてみた所、Beyond The Blackが出てきました。
①Beyond The Blackのプロフィール
早速、プロフィールを調べてみました。
2014年にドイツのマンハイムでガールズバンド「Saphir」の出身であった女性ヴォーカリストのジェニファー・ハーベンを中心に結成さました。
デビューしてすぐに、ジェニファーの歌唱力、ピアノなど音楽的才能、美しいルックスなどでたちまち注目さました。また、マンハイムはクラッシック音楽の聖地でもあり、そこで生まれたバンドということでも注目されました。
2015年にサシャ・ピートのプロディースよるファーストアルバム「Songs of Love and Death」を発表しました。
ドイツ内のチャートにも顔を出し、2016年、同じくサシャ・ピートのプロディース「Lost In Forever」がドイツ内で4位となりました。
そこで2017年に日本デビューとなったわけです。
②「Lost In Forever」の印象
「Lost In Forever」を聴いての印象は以下の通りです。
1)女性ヴォーカルということもあり、ゴシックまたはシンフォニックメタルにカテゴライズされがちですが、ゴシック色、シンフォニック色は少なく、むしろ、正統派ヨーロピアン・メロディック・メタルにカテゴライズする方が適切です。
2)長い曲はなく、ほとんどの曲が4分台でまとめられています。
3)疾走曲はあまりなく、ミドルテンポの曲が多いです。疾走感がある曲でもそれほど疾走していません。
4)同じドイツの大先輩、ハロウィンやガンマ・レイ、プライマル・フェアからの影響を感じさますが、彼らほどの疾走感やパワーはありません。
むしろ、曲の良さ、メロディの良さを重視しています。
5)ジェニファーのヴォーカルは癖のない伸びやかな声で、所謂ソフラノやオペラティックなヴォーカルではありません。
従って、女性ヴォーカルメタルを聴きたいが、ソフラノやオペラティックなヴォーカルは苦手だからなとという人には是非とも勧めたいです。
上記のことから、女性ヴォーカルメタルを聴いて見たいという初心者にはかなり勧められるバンドであると言えます。
また、そういう経緯もありまして、今年の10月に行われるラウドパークに出演するため、初来日するとのことです。