今回は、エデンブリッジのディスコグラフィーその他について紹介します。
①ディスコグラフィーとおすすめアルバム
1)オリジナル・スタジオアルバム
2000年 サンライズ・イン・エデン
2001年 アルカナ
2003年 アフェリオン
2004年 シャイン
2006年 ザ・グランド・デザイン
2008年 マイ・アース・ドリーム
2010年 ソリティア
2013年 ボーディング
2017年 ザ・グレート・モーメンタム
2)ライブ・アルバム
2004年 ライブタイム・イン・エデンA
2009年 ライブアースドリーム
いままで、9枚もスタジオ・アルバムをだしているが、作品自体の優劣の差がなく、また路線も基本的に変更していないので、これといったアルバムを選ぶのは、他のアーティストとくらべ難しいです。
まず、エデンブリッジの音楽的な路線として、メロディアスでたおやかなシンフォニック・メタル(激しさやスピードがあまりないのでシンフォニック・ハードといったほうがいかもしれません)
そこに、サビーネの透明感、浮遊感のある美歌唱がのり、時折オリエンタルなフレーズが乗ることである。
つまり、北欧やオランダのシンフォニックメタルに比べてヘビーさやシリアスさが少なく、むしろ軽やかな明るさが特徴です。
また、オーストリアという、位置的にも他のフィメール・シンフォニックメタルよりアジアに近いということからオリエンタルな要素がありました。
また、年を経るごにサビーネの歌唱は力強くなり、サウンドヘビーになっていてそれほ反比例するように、オリエンタルな要素が希薄になっています。
そのことを踏まえて考えますと、むしろ最近の作品より、初期の瑞々しさやたおやかさのあるサンライズ・イン・エデンとアルカナ。また、オリエンタルなフレーズをより多用した
シャインを個人的にすすめます。
②なぜ、人気が今一つなのか?
エデンブリッジは、ナイトウイッシュやウイズイン・テンプテーションとほぼ同時期で活動を開始したした。またサビーネの美貌や歌唱力、メロディや演奏技術の確かさがあります。
それもかかわらず、ナイトウイッシュやウイズイン比べ、人気がいま一つという所です。
なぜなのか、私なりに考えてみました。
1)これといった名作や名曲がない
たしかに、良作をコンスタントに出し続け、駄作やハズレ作品がないというというのも貴重だと思います。
しかし、名作というレベルの作品はありません。ナイトウイッシュの「ワンス」やウイズインの「サイレント・フォース」のような名作はありません。
そのことが、印象を薄くしていると思います。
また、これといった名曲もないため、アルバムと通して聴いても印象に残らないことになります。
2)他のバンドとくらべ、ヘビーさやドラマティックさやシリアスさがない
このバンドの魅力しとして、ヘビーさやシリアスさがなく、明るめなので聞きやすい、いやされるということであるが、それが逆にコアなシンフォニックメタルファンからみれば、物足りないということになると思います。
3)サビーネのルックスの劣化
2000年代前半は、サビーネの美貌は注目の的となり、日本でもそれなりに人気がありました。
少なくても、私にとっては、ナイトウイッシュのターヤ、ウイズインのシャロン、リーヴズ・アイズのリブ・クリスティーン、そしてサビーネはフィメール・シンフォニック・ゴシックのヴォーカリストの四天王です。
しかし、2000年代の後半から、太りだしてしだいにおばさんになっていったような気がします。
それはうがちすぎた見方でしょうか?