今回は、10月24日にファースト・フルレンスアルバム「Fragments of Memories」を発表した新鋭の女性ヴォーカル・メロディックメタル・プロジェクトInnocent Material とそのアルバム「Fragments of Memories」について紹介します。
①はじめに
Innocent Materialに関してましては、Facebookにおいて、ワルキューレ・レコードのページで宣伝されていましたので、ずっと気にはなっていました。
「Fragments of Memories」がリリースされるということで、聴てみようと思いまして
購入した次第です。
②デビューにいたった経緯
Manami(ヴォーカル)が以前サポートを務めたDragon GuardianがMASUMI(ギター)が所属するCROSS VEINと対バンをし、その時の打ち上げでManamiとMASUMIと音楽の話で盛り上がって意気投合しました。
それから間もなく、Manamiがゲームのエンディングを歌唱する事が決まり、MASUMIに作曲を依頼しました。その曲が1st EPに入っている「My Little Stars」という曲です。
その時点でInnocent Materialの始動を決め、MASUMIと旧知の仲であるAct(ドラム)が加入し、次にBLINDMANのドラマーの實成峻の紹介でZARY(ベース)が加入。
1st EP「EVERLASTING RAIN」を自主制作で2017年11月29日発売にリリースました。
そして、満を持して、ワルキューレ・レコードから2018年10月24日に「Fragments of Memories」の発表の運びとなりました。
③Fragments of Memoriesのレビュー
1)全体的な感想
まず、音楽性に関する印象ですが、まぎれもない正統派のメロディック・メタルです。
Manamiがもともとアニソン畑の人でしたので、もっとポップで柔らかい音楽を連想していましたが、いい意味で期待が裏切られました。
それに加え、叙情的なバラードあり、ラウドロックやJ-POPや他ジャンルの要素のある曲
もあり、バライティに富んでいます。
それとManamiのヴォーカルですが、くせのない、伸びやかなヴォーカルで聴きやすいと思いました。
浜田麻里や黒猫(陰陽座)のようなヴィブラートもかかっておらず、また世良純子(ALHAMBRA)のような、オペラティックな歌い方でもありません。
そのようなことで、日本の女性ヴォーカルメタルを聴いてみたいが、ヴィブラート歌唱や
オペラティック歌唱はちょっとなーという人には特におすすめできます。
2)曲目
1.Remember Me
2.眠れる森のロザリア
3.everlasting rain (Album Ver.)
4.Acid ~Until the End of Time~
5.With You
6.Fragments of Memories
7.EX-tatic Trap
8.The Final Count Down
9.Falling
10.UTSURO