今回は陰陽座に続いて、日本の女性ヴォーカルメタルシーンを牽引してきた
LIGHTBRINGERについて紹介します。
①バイオグラフィー
１）結成～メジャーデビュー前
2005年、Hibiki（ベース）とFuki（ヴォーカル）の二人により結成され、まもなくMao（キーボード）が加入します。
2007年にKazu（ギター）、Satoru（ドラム）が加入し、ファースト・ミニアルバム「Heartful Message」発売します。
2008年にギタリストのSeiyaが加入しまして6人編成となります。
2009年に自主制作でファースト・アルバム「Tales of Almanac」を発表します。
2010年5月にセカンド・アルバム「Midnight Circus」を発表し、その後、このアルバムを引っ提げて、全国ツアーを行い、次第に認知度がアップしてきました。
２）メジャーデビュー～活動休止まで
2011年 順風満帆に見えたLIGHTBRINGERにとって、危機が訪れます。
メイン・シングライターであったKAZUが8月に脱退してしまいます。
しかし、その危機を乗り越え、同年11月に、キングレコード NEXUSレーベルより、シングル「noah」でメジャーデビューします。2012年に入り､1月にメジャーとしてはファースであるサードアルバム「genesis」を発表します。
デイリーチャート最高16位という快挙を成し遂げましたが、9月に､SatoruとSeiyaが脱退してしまいます。
2013年、Jay（ギター）、Yumi（ドラム・元サーベルタイガー）が加入し、以降５人編成として活動を再開します。その体制で5月に「Scenes of Infinity」を発表し、それ以降、全国ツアーを敢行します。
しかし、2014年11月1日に年内をもって無期限の活動休止に入ることを発表。
11月5日に「monument」を発表し、デイリーチャート最高11位という、高い順位を記録しました。12月21日の表参道GROUNDで単独ライブ「The Light Brings “the Last” Scenes」をもって無期限の活動休止に入りました。
また2018年に入り、Jayが正式に脱退しました。
②ディスコグラフィ
１）オリジナルアルバム
2007年 Heartful Message
2009年 Tales of Almanac
2010年 Midnight Circus
2012年 genesis
2013年 Scenes of Infinity
2014年 monumen
２）映像作品
2012年 MEMORY OF GENESIS?Lovery Music Tour 2012 Final?
2014年 The Light Brings the Past Scenes
③おすすめアルバム
実際に私が聴いたのは、「genesis」と「Scenes of Infinity」の２作品しかありません。
まずは、その２作品の比較をしていきたいと思います。
「genesis」はメジャーデビューを意識してか、比較的ポップでメロデイアスな作りとなっています。かたや、「Scenes of Infinity」はほとんどスピードメタルな曲ばかりで、テクニカルでヘビーです。
「Scenes of Infinity」のほうが、メタルバンドらしいですが、私個人としては、スピードメタルな曲あり叙情的でメロディアスな曲ありの「genesis」の方が好きです。
また、デビュー時からのファンにとっては、「Midnight Circus」が最高傑作という声が多いです。KAZUが脱退してから、曲のクオリティが下がった。メジャーデビューして迷走しだしたという声もあります。
是非とも、「Midnight Circus」を聴いてみたいと思いますが、中古市場で高値で取引されているので、手が出ません。
④活動休止 その考えられる理由
一般的に言われている理由としては、リーダーであるHibikiが燃え尽きて、バンドを続ける気力がなくなったことが原因と言われています。
しかし、日本のバンドとしてはメンバーチェンジが多く、バンドとして不安定でもろい部分もあったのでしょう。
バンド内の人間関係が良くなかった。またFukiのわがままに、Hibikiが耐えられなくなったという話も聞きます。
ファンとしても、意外というよりは、ついにその時が来たななと受け止める人が多かったみたいです。
そのことに加えて、私個人の見解として、このLIGHTBRINGERは実質男二人（Hibiki、Mao）と女一人（Fuki）のバンドです。音楽ジャンルに関係なく男二人、女一人の組み合わせこそ、実は曲者なのです。
そのことは、ＬＩＧＨＴＢＲＩＮＧＥＲの活動休止で思うことに載せています。
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